最近、疎遠な交際・夫婦関係を主張するコンテンツがひどく賞賛されている。 いずれも「マイノリティが声を上げている」「人と違う理由で差別すべきでない」などの論調なのだが、現実としてはこれは「事実と逆」であり、「差別に対抗する」という姿勢を装った差別である。

その証明はごく簡単だ。 「家事分担制」にはじまり、「仕事はやめない」「別居」など疎遠な交際・夫婦関係を主張する人はいくらでも見受けられるが、 実際にいっときも離れず、全てを共有するような密接な関係性を主張し、広く賛同されているポスト/アーティクルがあるなら、ぜひ私に教えてほしい。 おそらくそのようなものはないだろう。

つまり、そもそもそのような疎遠な関係性が賞賛され、正義だとされ、密接であったり、依存するような関係性を「悪だ」として弾圧、迫害している状況が前提として存在する。 にもかかわらず、殊更に疎遠であることを賞賛し、かつそれを賞賛する同調圧力をかけることが、結果より「密接な関係性を望む人を弾圧することが正義」という状況に誘導している。

現に疎遠な関係性を殊更に迫害する状況がないわけで、にも関わらずわざわざそのような思想の賞賛を煽るというのは、実際に差別的な思想を煽っている話であって、「わたしはかわいそうなマイノリティです!」と言いながら、真にマイノリティである者を差別・迫害することを推奨する、非常に邪悪な思想であろう。

この苦しさ、想像しようとも思わないのだろうか。 本当にマイノリティとしての苦労をしたことがあるのであれば、容易に想像できるはずなのだが。

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