セツナトリップ / Last Note feat. GUMI

私はこれを「おもしろい曲」に分類した(2分だ)。だからこそ述べる。退屈な曲ならどうでもいいので何も言わない。

序盤及びサビで出てくるバックフレーズはステップ入力で手間を省いたのだろう。同じ長さのノートを並べればいいというものではない。きちんと空間を出せということだ。

きっちり伸ばす・止めるポイントを用いてちゃんと刻めということだ。Aメロよりもこっちでちゃんと刻むほうが大事だろう。これだけ散々くりかえして全部コピペというのもちょっと仕事としてダサい。

最初のAメロに関しては、ベースリズムがドラムと完全に揃っていて、しかもメロディとも重なるという縦に揃いすぎ。この余白をどこで活かすのかというと、サビに向かうかといえばその隙間が単にだらだら並べているだけというのではちっとも生きていない。

Aメロ部分で考えるならば、ベースはもっと刻んで力強く叩きつけていくべきだろう。その点でいうとミックスもちょっと平坦だ。それにギターももっとアクセント的ハイトーンを入れていくことを考えられなかったか?あと、ここでのコピペも気になる。

Bメロについては、いいのだが、ドラムが不満だ。16b16b16sと単純だが、もっとメタリックに16b32b32b16b[-12-bx3]みたいにしてもよかったのではないのか。このバスの踏みたりなさはギターソロパートに関してもすごく感じる。この曲にはツーバス感が足りない。メタリックなドラマーが好き勝手叩くだけでかなりよくなりそうだ。

間奏は単にドラムが踏みたりないのと、もっとペダルを使えと打ち込みには酷なことを言いたくなる。

2Aについては良いのだが、ドラムをもっと攻めろということに加えて、そもそもドラムの音自体にインパクトがない。そもそももっとヘヴィーなキットを使うなりエフェクトかけるなりすればよかったのではないか。

Dメロは非常に良いのだが、「なんとなく察しちゃうじゃん」「生まれた時にさ」のあとのギターはわかるのだが、もっとフックのある変則的なものにするか、そうでなければもっと和声的に下げろよ、というのが正直なところ。そして、後半部分はドラムが著しく足りない。

ギターソロのギターはいいのだが、後半部分は本当に弾ける人ならこれ2倍入れるだろう。ちょっと退屈だ。ここまでやるなら超絶感が欲しかった。

最後のサビは十分か。ドラムが足りないことを別にすれば。

歌詞は非常に音声的で素晴らしい。またメロディに不満もない。和声理論上の不備はとりあえず見つけられなかった。ただし、メロディについては、結局「歌うだけだな」と思う。個人的にはメロディというのはヴォーカリストありきでその魅力を引き出すために「歌唱的に構築する」ものだと思うのだが、まぁVOCALOIDだからということもあるのかもしれないが、近年は非常にメロディも平坦で歌うだけというものが増えている。それなりに歳いった人だとリズムがとれないために難しいということがあるのだが、実際歌うのは楽な曲が増えている。言い換えると、聴かせ所に乏しい曲が増えていて、なかなか持ち歌が増えずに困っている。

じゃあこの曲のメロディを歌唱的に直すかというと、このように歌い上げ要素がなく旋律的に退屈な楽曲だからこそこの楽曲が成立するのであり、それは代替可能な要素ではないから、それぞれに存在すべきものであり主義主張の違いでしかない、ということだ。

余談ではあるが、昔は旋律的で現在はリズムだと言われることがあるのだが、そのことについてはやや懐疑的な部分もありながらおおよそ事実だろうと思う。ちなみに、農耕民族である日本人のリズムは前後であり、日本人の踊りは体を揺らすが、アフリカでみれば分かるように、そちらでは「飛ぶ」のが一般的だ。「横ノリ」「縦ノリ」の違いがよく分かるだろう。だが、最近の若い子の体に染み付いたリズムは極めて改善し進化しているという(元々リズムに長けていた私には実感としては分からない。むしろ最近の子であってもリズム感ないなぁと思うことのほうが多い)。

これはVOCALOIDなのだろうか?だとしたらずいぶんとしっかりと作り込んだと思う。ヴォーカリストによるものをautotune(代名詞的用法)でロボタイズしたようにも感じられるからだ。結構好きな歌声だが、元は誰なのだろう?

全体的な曲としてはなんとなくスキマスイッチの「ゴールデンタイムラバー」の影響を感じる。ちょっと似すぎていて、プロフェッショナルワークならばややきわどいいレベルだろう。

「こういうことやりたいんならさぁ…」と私が作ってみせようかと思ったが、そんなことをしている場合ではなかった。非常に残念だ。いずれ果たそう。

最後にPVアニメーションはかわいらしく非常に好きだ。

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