兵庫県で自転車の保険加入義務化へ

私は、全面的に賛成する。

自転車は気軽に乗れる、というよりも小さい頃から乗っている人も多く、「気軽に乗ってしまう」ために軽視しやすいが、かなり危険性を持っている乗り物だ。重量が軽い分衝撃力は小さいが、その分衝撃吸収構造もなく、しかも非常に軽装で乗っている(自転車の適切なヘルメットの着用を義務化すべきである、という声もある)ためにダメージも大きくなる。速度的にも結構出る。私が出した速度は平地でも72km/hに達するので、原付よりは速い。全体的なスピードレンジでも、人にもよるが原付とそれほど変わらない。そして、原付が歩道を走行するようなことはまずなく、人とそこまで接近するようなケースもあまりないので、ある意味では自転車が最も危険な乗り物であるという見方もできる。

そのインパクトという意味でいえば、高齢化社会が進むほどに大きくなる。先日も都バスが「ドアを閉めるのが早かった」という理由で重症を負った方がいたが、これが若い人であれば、そもそもつかんで降りない可能性が高く、つかんだとしても体が外に出ればさっさと離す。それで閉まりそうなら手をひっこめるだろうし、閉められたとしてもまず転ばない。仮に転んだとしてもそうそう骨は折らない。つまり、「高齢者だから事故が生じ、高齢者だから重症になった」事例だと言える。以前から自転車で軽くひっかけたために老人が死亡する事例などはかなり言われており、そのような機会は今後増えていく、とみられる。

ということを考えれば、老人で配偶者もいない、死は覚悟しているなどの理で被害者側のインパクトは低下しているとしても(つまり賠償金などの支払いが滞ったからどうであるという部分は小さかったと仮定しても)加害者側にはその咎は容赦なく降り注ぐ。また、運転者側も高齢者となる可能性は上がっていくわけで、事故を生じる可能性も上昇していくことになる。自転車保険の重要性は増すばかりである、といっても誤りはあるまい。

自転車保険は非常に安価である。万全、とまでは言えないが、少なくとも自動車強制保険程度の意味合いであっても「加入すべきもの」であり、それ以上に安価なのだから、これはもしもの時にふこうを軽減する意味でも、必ず入るべきものである。ところが、自転車保険の加入率は著しく低い。啓蒙、意識向上が成り立たないのであれば、それを強制にするのはひとつの手段であると思う。それは、自動車強制保険と同様の意味合いでだ。

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