DENON DRA-F102 / DCD-F102 / SC-F103SG

DENON Sound System with Recycle shop
DENON Sound System with Recycle shop

経緯

本当は私のシステムは未完成である。

これは、機材をごっそりと奪った親が、その補填として必要なものの費用を提供する、と約束したのだが、 実際には全くしていないためだ。

親がいなくなっているので、現状は仮にお袋のBOSE MM-1を組み込んでいる。 これをこのまま使おうかと思ったのだが、「私のものを奪っていったのだし、二度と帰らないと言って放棄したのだから」と残していったものを使うといつものように自分のことは棚にあげて言いがかりをつけてきそうな気がするため、 なにひとつもっていかないことにした。

となると足りないものがかなりある。

現在はVAIO MX2付属のスピーカーでモニターし、リスニングはMM-1を使っている。

MX2のスピーカーに関しては、FOSTEX AP05(パーソナルアンプ)を介して鳴らしている。これはパッシヴスピーカーであるためだ。 AP05はUS-366につながっており、純粋にモニターに使われている。

ちなみに、MX2、以前はもっと深みのあるサウンドだったような気がするのだが、 こうして聞いてみると随分味気ない。だからこそモニターにしているのだが、リスニングには物足りない。 音が劣化したのだろうか?

また、オーディオセレクターが不完全で2chしか機能しないため、これも不足している。 そのため、セレクターも調達しなければならない。

セレクターなんて単純なものなのに高いお金を…と思うのだが、音が劣化する要素しかないため、 「可能な限り劣化を抑えたい」というとそこそこしてしまう。 狙っていたのはラックスマンのもので7500円くらいが最安。6万円くらいするものもあるようだ。

一方、スピーカーはパワー重視でアクティブスピーカーM-AUDIO AV40をチョイスしていたが、 それが16000円くらいする。

さらに、今のところCDプレイヤー/FMラジオとしてしか機能していないMX2、 このままであればタイマーも使えず役たたずなので、 コンポにリプレイスする計画があった。 ただ、とりあえずWindowsの起動ができれば、ということで PS/2マウスは購入済みだ。

また、カセットデッキも場所も取るし調子悪いし、そろそろ変えたいなぁ、 ということも考えていた。

このシステムひとつでそのほぼすべてが解決する。 MDとカセットはシステムとしては存在するが、今回買ったものには含まれていない。 実はそれもあると完全にカバーできていた。

概要

中核になるのはプリメインアンプであるDRA-F102だ。

簡単に入出力仕様を紹介すると

  • RCA IN (pair) x5 (うちひとつはPHONO)
  • RCA OUT (pair) x2
  • Speaker OUT bi x2
  • line in stereo (3.5mm)
  • phone stereo (3.5mm)
  • FM Coax
  • AM wire(loop)

結構豪華。

入力はソースは選択式、出力はPhoneのみ排他で3系統のラインはすべて流す。

アンプにラジオ機能が統合されている。3.5mmの3極プラグによりシリーズでコントロールも共有できる。

DCD-F102はシンプルなCDプレイヤーだ。 リモコンでのコントロールは必ずコントロールを結線しなくてはならない。

SC-F103SGは一世代あとのスピーカー。 スピーカーケーブルで接続する。ユニットは2つ、ツイーター付きだ。

アンプの入力はそれぞれのコンポーネントに合わせたもので、 AUXとline-inがextraということになっている。

コンポーネント間では連携しての録音などが可能。 タイマー機能もアンプが持っている。

出力切り替えができないというのは結構痛い。恐らくルーティングとしては

  1. CDC-F102 -> DRA-F102(CD)
  2. Audio 4 DJ A -> DRA-F102(AUX)
  3. VAIO MX2 -> DRA-F102(MD)
  4. US-366 -> DRA-F102(Casette)
  5. DRA-F102(MD) -> Selector(single in)
  6. Selector(out2) -> SC-F103SG
  7. Selector(out3) -> VAIO MX2 Speaker
  8. Audio 4 DJ B -> Powered Speaker(M-AUDIO?)

Selectorのout1は正常に機能しないのでミュート扱い。 現在とは逆に出力切り替えに使用する。

将来的にモニターをパワードタイプに置き換える場合は、 US-366に直接接続となる。

機械

本体に高級感があり、まぁいかにも「高いオーディオ」といった感じ。 銀色の筐体が美しく、「所有感」などという言葉が出てきそうだ。

機能的には非常にシンプル。

同軸FMアンテナとAMループアンテナが付属ということだったのだが、それは欠品していた。 入手性が意外と悪く、ちょっと苦労しそうだ。FMアンテナはMX2のものが同軸だが。

かなりシンプルなリモコンは、アンプをメインとし、3.5mm3極プラグで接続した時のみ CDプレイヤーにも機能する。CDプレイヤーは基本的な早送り、巻き戻し、一時停止などがある程度。 アンプなしの構成で使用する場合はリモコンがないということになる。 その場合、CDプレイヤーではリピート機能が使えない。

録音機能はラジオ連動のタイマー、CDを1枚分自動での録音などの機能がある。 カセットをサポートするだけになんだか懐かしい機能を搭載している。

サウンド

見ての通り床に直置き、コードもぐっちゃぐっちゃの状態でやっているので厳密なお話ではない。

とはいえ、大体のキャラクタやおおまかな性能は分かる。 システムごっそりかえてそれで違いが分からないシステムなんてやめたほうがいい。

比較はVAIO MX2(VORTEX)+BOSE MM-1

テストCDはいつものごとくメロキュア。 これは、結構ノイズが多いウィスパーなヴォーカル、アコースティック多用+Eベース&ドラムの構成でミックスも全域きっちりなのできつい。 lossyなフォーマットにするとぐっしゃりだ。

曲はピアノが美しいSo far, So nearだ。

つけるとすぐ分かる。声が近い。 ヘッドフォンで聴くよりもずっと声が近い。ウィスパーヴォイスが耳朶を打つ、もう本当に耳元で囁かれるようだ。

これはヴォリュームを落としても同様。 昨夜かなり小さい音で(6まで落としていた)聴いた時もそうだった。

音の臨場感は素晴らしく、ヴォーカル、ベース、シンバルはとても美しい。 結構クリーンで聴きやすく疲れにくい音だ。玄人好みというか、派手さはないけれど、いい音。

が、一方でバスドラムが出ない。 SDBを入れると潰れるので、クラブミュージックを気持ちよく聴くようなコンポではない、という印象。 MM-1がクラブミュージック向きのゴリゴリなので、そこらへんだいぶ違う。

体をばっこんばっこん振動させて欲しい人にはあまり向かないと思う。どちらかというと上品な、高級な音だ。 あんまりカジュアルな音ではない。

ただ、臨場感があって気持ち良い音は音の海に溺れるにはちょうどいい。 最近はロックやハウスを聴くことが増えているので、ゴリゴリが欲しかった(MM-1の低域が気に入っていたし、だからAKAIなど低域パワーのあるものを探していた)けれど、どちらかというと主食はジャズの私にとってはちょうどいいとも言える。

ヴォリュームを上げた時の迫力はあまりない。 猛烈に上げれば別かもしれないが。 MM-1は少し出すだけで威圧感のある音になる。

音が出ていないのではなく、既に音は飽和しているので、 低音に圧力と鮮明さがない。 汚くなってもいいのならSDBをいれれば単なる迫力は出る。 ただし音は潰れる。

MM-1の代わりにはならない。 だが、MM-1よりははるかにいい音がする。 今はバンブー茂を聴いているが、このホロウなギターがたまらない音になっている。

D/Aは若干荒い。 AUDIO 4 DJから出して上げたほうがいい音になるだろう。 デッキの使いやすさはいまいち。アンプもそれほど機能はない。 そのことを考えると単純にPCから出力してアンプを通して再生するのが楽だし音もいい。

結論

大満足☆

このコンポーネント、

品番 価格
DRA-F102 49350
DCD-F102 37800
SC-F103SG(pair) 47000

ざっと13万円。 中古でそれぞれだいたい1.5-2.5万円で出ているようだ。

それがこのセットで24800円は安い。

もし新品で予定通りスピーカーとセレクターを買っていると、だいたい24000円くらい。 もしシステム置き換えをやっていたらそれも別途かかっていた。

実はAUDIO 4 DJやシンセサイザーを買ったのもこのお店。 ここの掘り出し物率は素晴らしい。

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