イントロ

2015-04-11に八重洲出版まで出向き、06-01発売の7月号に掲載されるオーナー座談会に出席してきた。出席者はオーナーは私を含めて5名と、ヤマハからはPL山本さん、エンジン設計吉田さん、車体設計秦野さんと揃い踏み。

当日は生憎の雨。首都高の走行は怖かった。さらに、周辺が工事となり、予定通り入れない。編集野口さんに案内されて一通を逆方向から押して流入。

参加者5名が集まり、それぞれ写真撮影を行い、そこから会場へ。会場に上がる時にヤマハの方とも顔を合わせ、お昼ごはんは会場でヤマハの方と同席してのもの、ただし「MT-09の話はなしで」とのことだった。

ヤマハの方はもっとユーザーの話を聞いて「フフフ」な状態かと思ったのだが、私達の間で流れている情報を把握しているということでもなく、非常に興味深く聞いていただけたようだ。

MT-09とは

ヨーロッパで新しいロードスターを作ろう、という予てからの話を実現するために調査を行い、速度規制が厳しくなった事情にあわせて排気量は下げ、日常で乗って楽しくというところから始まっているとのこと。

王道であるFZ-1/8に対して車を動かして楽しむということを意識しており、毛色が違うモデルである、という。

ちなみに、CP3エンジンが展示された際は、あれはFZ-1の車体に実際に搭載してテストしていたものであり、既にMT-09というモデルに向かっていたとのこと。これは、CP3エンジンを開発する段階でそれをMT-09に搭載する考えだったのか、という質問に対してで、もっとSSっぽいものを想定して作った上でMT-09に「なった」わけではないかという意図だった。

CP3シリーズはヤマハとしては初めて、車体とエンジンを共有するという試みのため、様々な情熱とアイディアと想いを詰め込んで作られた「特別なモデル」であるようだ。そして、多用なモデルに発展するからこそ、飛ばさないといけないという考えがあったという。しっかりと作り分けなければ「同じじゃん」と言われてしまうから、ということだ。

そのため、MT-09は「シンクロナイズドパフォーマンス」に基づき、感性と一致する走りを意識、実用面では割りきってネイキッドとモタードの融合、深いバンクで待つのではなく、浅いバンクでクルッと曲げてドンッと開ければぐわっとという走りであるという。

またバンク中に障害物を発見しても回避できるということがそのコンセプトの一部としてあったという。

14Lという割りきったタンク、非常にダンピングの弱いフォークもそのモデルコンセプトを意識した演出ということだが、求めているものと少し違ったのかなぁちょっとやりすぎたのかもしれないという発言も。

また、「飛ばし」たいために、派生モデルのパーツが取り付けられるようにということは考えていない(山本さん)とのことだが、(開発者に)実際に乗っている人が多いので、あれこれ考えてはいる(吉田さん)とのこと。特に取り付けられるようにしようという考えは持っていないようだが、それを前提としてユーザー同様「あわよくばつけてやろう」というのが開発者の間にもあるということだ。

販売は仕向地設定としてヨーロッパ、北米、ロシア、ブラジル、南アフリカ、タイ、マレーシア、韓国など、とのこと。非常にグローバルに販売されており、「売れている」バイクのようだ。開発者の方でも乗る方が多く、長くスクーターなどに乗っていたが満を持してコレ!という人も多いようだ。

スロットルは前回にならない、の件

私がどうしてもききたかったのは、ECU解析の結果、スロットルバルブはスロットルを全開にしても全開にならない、という話。これに対する回答は以下。

  • 80%ではなく80°ではないか。degreeで制御している
  • 80degは物理的な限界であり、100%開である
  • 「水平」にならないのは、90degでも80degでも効率はほとんど変わらず、一方開度を大きくすると低速の緻密さが減少する
  • 厳密な制御を優先した結果
  • 特にそれによって牙を抜いているという事実はない

ECUを解析した人がいる、という話に随分驚かれていた。

ライトの件

ロービームの問題は私だけが言及。その場で回答はなかったが、座談会のあと、実際にライトをみながらその話題に。今後の参考にされるかもしれない。

スペース取り合い

コスト、重量、スペースに関しては毎度会議でやり玉に挙げられる激しいやりとりがあったという。どうも今回の開発で最も辛いところだったようだ。

特にマフラーに関しては気を遣っており、車体下部のスペースの取り合いは激しかったが、

また、スイングアームもサウンドチューニングに一役買っているという。

今回のハイライト

その1

開発者の方が全員最初のバイクはホンダ。

クラッチが重い?

山本さんのコメント。

重いって思う時もあるし、軽いって思う時もあるんですよ。なんなですかね、あれ!?

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