若い人に絶対に選挙に行って欲しい理由

一般的な話

18歳選挙

今回から選挙権が18歳から与えられることになり、18, 19, 20歳の人ははじめて選挙権を行使できるようになる。
ちなみに、国会議員総選挙としては2014年以来となるため、21歳の人もはじめてだ。

どうでもいいよ、と思うか?

まぁ、分かる。私もどうでもいい。
だが、現実はどうでも良くない。

若者冷遇の仕組み

現在の日本は、極めて高齢者寄りだ。
予算一つみても、高齢者向け予算がGDP比5%に対して若者向けは0.5%でしかない。1/10だ。

既に若者の賃金は生存可能水準を下回り、さらに年金も40代以下はマイナスになることが決まっている。
税金同様、一方的に徴収されるものになるのだ。

様々なごまかしによて隠されてはいるが、この国は終焉へ向かっている。
高齢者が自分たちが死ぬまで快適であれば良い、という形で食いつぶしているからだ。次世代につなぐための種もみすら食べ尽くして、今の若者の将来などなくていい、というのが今の社会の流れだ。

なぜそうなるか。それは、声の大きさであり、「票になるかどうか」だ。

今の若者はあまり主張しない。数が少ないのだからただでさえ届きづらいのに、どういう社会であってほしいか、何に困っているか、どうしてほしいのかといった声をあげない。謙虚で好ましいとも思うが、声の大きい高齢者に明らかに負ける。

数の差は政治家の利得の差にもなる。

有選挙権者数は60代以上で過半数となる。つまり、互いに投票率100%であった場合でも、それぞれが自己の利益のみを求めた場合、高齢者が望む社会が実現する。議席数が過半数であればほとんどは希望通りに通すことができるからだ。

「若者の数はそこまで少なくない」と思うかもしれないが、「人口推計」(総務省統計局)によると、2010年に15-19歳は約592万人。60-64歳は約1061万人。ただでさえ「高齢者」のほうが年代のボリュームが広く、要求が揃うにも関わらず、単純に人口の問題でなく、「選挙権は18歳から与えられる」のだから、「18歳未満の有選挙権者は0」ということによってさらに差は広がる。

そして、投票率だ。前回選挙の投票率は、最も高い60代が68.28%、ついで高い50代が60.07%、対して20代は32.58%でしかない。
「若者の有権者」は「高齢者の有権者」のだいたい1/4だが、この投票率の問題によってさらに倍、1/8まで減ってしまう。

さらに一票の格差問題が生じる。一票あたりの効果が地方によって差があることだが、これは都市部のほうが一票が小さく、地方部のほうが重い。人口の少ない地方部は高齢化が進み、若者がいないことが多く、人口分布として若者は圧倒的に都市部に多いため、実効票はだいたい多めに言っても1/12しかない、というのが現実だ。

選挙に行くのは無意味か?

誰を選ぶかはともかく、まず選挙行動の影響力について述べる。

投票率が32%でしかない、ということは、「現在の3倍の票が入れられる」ということを意味する。
これだけでも1/4まで差をつめることができる。加えて、今回は18,19歳が加わるため、「若者の有権者数」も少し増える。

さらに、必ずしも選出だけが影響するわけではない。高齢者にとっては後先がないため、とりあえず「今の政治家」だけの問題かもしれないが、若者はそうではなく「これからの政治家の行動」も問題になる。

実は公表されるデータは、年齢階級別の「有権者数」と「投票率」だ。「この層に有権者が多い」「この層の投票率は高い」は分かるのに、両者をかけるだけの「年齢階級別投票者数」が出てこないため、「この層の票は何票だった」が見えない。

政治家がまじめにそれを計算すると思うか?
もちろん、する人はするだろうが、大体は見ない。

これは、若者に対する差別的な状況を直接見せていない、という問題でもあるのだが、当の政治家が見ないのであれば、投票者数が少ないというインパクトがないということだ。つまり、若者の投票率が非常に高いとなると、政治家にとってインパクトがある。「若者に受けが悪いと地位を失う」と考えもするだろう。自身の利益なのだから。

有権者数を増やす、というのは実質的に無理だ。だが、投票率はそれぞれの行動で増やせる。それによって風向きをかえることができるのだ。

若者の投票による影響力は小さい。だが、投票率は風向きを変える。だから第一に、無効票でも白票でもいいから、選挙にいって、用紙を投げ入れてほしいのだ。

次に、投票行動について述べる。

若者の有権者数は少なく、それ自身によって自分たちの希望を通すことはできない。
だが、議員ひとりも選出できないわけではない。当落ラインは超接戦ということが多く、「2, 3人が友達に声を掛け合えば結果がかわる」ということなど何も珍しくない。

民主党第一党のような劇的な結末はまずないが、だから意味がないわけではない。
分かりやすく衆議院で言えば、

  • 自民党が2/3以上ならやりたい放題(参議院関係なし)
  • 与党2/3以上なら調整に多少もたつくものの、だいたい通る
  • 自民党が1/2以上なら基本的に全部思い通りに通る
  • 与党1/2以上ならかなりの部分通る
  • 与党1/2に届かない場合、話し合いがされるようになる。ほとんどは駆け引きだけれども
  • どの党も数の差があまりない場合、ほとんど進まない

今回は参議院なので

  • 自民党過半数なら、衆議院が自民党もしくは与党過半数である限りやりたい放題
  • 与党過半数なら、衆議院が自民党もしくは与党過半数である限りほぼそのまま通すだけ
  • 与党過半数に届かない場合、話し合いと駆け引きで通ったり通らなかったり
  • どの党も数の差があまりない場合、ほとんど廃案になる
  • ただし、衆議院が与党2/3以上の場合はその効果を発揮できない

思い通りにはならないかもしれないが、もしあなたが誰も支持できないのであれば、与党を弱めるべきだということになる

なぜか。現在は自民党が圧倒的に強い。だから、自民党のやりたい放題になる。
あなたにとって自民党が利益であるならばそれで良いのだが、誰も支持できないのだから、自民党もまた支持できないということだろう。

であれば、今いる誰かに進められては困るのだ。ということは議席を分散してもらって、今のまま進めるのはやめてもらったほうがいい。そうなれば、政権に欲がある党は、若者に入れてもらえる政策を求めることになる。そうでなくても、なにかしら今と変える必要があるということを認識する。

その変えた結果が都合がよければその党に入れれば良いのだ。

誰も支持できず、かつ投票行動で選びたい人がいない場合の現実的な選択は、「与党以外の、通りそうな候補に入れる」だ。
引っくり返りそうであればこれは必ずしも正解ではないが、今回は絶対にありえないから安心してほしい。民進党や維新の会はかなり危機的状況だし、社民党に至っては党首落選の可能性があり、次回選挙で消滅しかねない。

なお、自民党の全面信任で良いのだろうか?
たとえば自民党の憲法改正案では、憲法から個人の尊重が消滅し、「家族」という単位に設定され、また「婚姻の自由」(誰と結婚するか、そもそも結婚するかしないか)は保証されないことになっているが(つまり、結婚は恋愛でもなんでもなく、家族の面倒を見る義務として強制されるものとなり、相手も強制することを可能にする)。

第一党であるべきはどこなのか、というのは別問題であり、またどこの党が良いかというのとも別問題として、「その党にどれだけの権力を与えるか」という問題があるのだ。
これは、情勢を見ながらバランスを取るものである。全面信任で何してもオッケーと思わないのであれば、「これは行き過ぎそうだな」と思ったら他に入れるというバランス感覚が必要になったりもする。
もっとも、これは割と高度な話で、結果をうまくコントロールしたい場合の話。

有効票 vs 無効票 vs 行かない

選ぶ人がいない、誰にも入れたくない、選挙に行かない、という選択の意味するところは単純明快。

理想を抱いて死ぬということだ

心中主義というやつだが、私は元々民主主義懐疑派なので、これに属する。

そうじゃない、現実が悪ければひどいことをされれば文句も言うし、少しでも良いほうがいい、というのであれば、投票するしかない。

では無効票(白票)はどうか?

これは、現状は受け入れる、ということを意味する。
声を上げる意思はあるが、今は声を上げない、ということだ。

これは、事実上体制に対するプラスに働く。つまり、自民党に0.5票入れるようなものだと考えて良い。
今何かは変わらないが、変わる可能性があるとアピールすることはできる、というわけだ。

これもやや理想主義的ではある。

有効票は明確な意思表明であり、効力を発揮する。

そもそも民主主義って

民主主義が多数決で、最多数派の総取りだと思っていないだろうか?
残念ながら現実はそうだが、それは正しい民主主義ではない。

民主主義とは、多数の特殊意思を全体意志とみなすのではなく、特殊意思から一般意志を導くものである。

つまり、様々な考え、望みをもつ人々の選択を集約し、およそ誰にとっても利益になるものを実効するのが民主主義である。

民主主義は多くの人の望みを集約し、最大公約数で実行するわけで、本来そんなに急進的ではありえない。全ての人が納得しないと実行されない共和主義ほどではないが、基本的には「物事が進まない」方式である。

独裁方式であれば、為政者の意思で物事を決められる。スピードは圧倒的に上がる。政治にスピードを求めるということは独裁を求めることだし、結局されを求めた結果日本は独裁へと突き進んでいる。

独裁制を「悪」とみなす向きもあるが、別にそんなことはない。それは、アメリカや一部ヨーロッパの口実でしかない。民主主義に問題があるように、独裁制にも問題がある。ひとつは、為政者の人格がよければ素晴らしいが、悪ければひどいことになるのを止められないことだ。力に溺れないのは難しいので、悪いことになる可能性のほうが高い。もうひとつは、為政者の目の届かないところはどんなにひどいことになっていてもそのままということだ。

私としては、「素晴らしい為政者による独裁制」を理想とするが、それは理想でしかないことも知っている。考えてみて欲しい。学校のクラス、少ない20人でもいい。誰かに独裁権を与えたら、クラス全員が不満のない幸せな運営をできるだろうか?
国家をひとりで運営するなんて、それはもう人ではない。神だ。

そんなことがあってはいけない、危険すぎる、ということで権力を分散し、みんながだいたい納得できる部分を実現していこう、というのが民主主義である。ちなみに、みんなが完璧に納得しなければやらない、というのが共和主義である。特殊意思の特殊性のあがった現代においては、多分何も決まらない。

ではここで、かつての連合王国首相、大物政治家のチャーチルの言葉から

選挙に出るやつなんて、金儲けしたいやつか、目立ちたがりのやつばかりだ。まっとうなやつは選挙になんか出ない

選挙とは、いまの世の中の状況で、ろくでなしのなかから誰に税金を分配させたら相対的にマシになりそうか、消去法で選ぶ行為のことだ。選挙とは要するに忍耐である

だから、民主主義は最低の制度なんだ。これまで試みられてきた皇帝制や王制など、ほかのあらゆる政治形態を除いては

そして、民主主義が採用されている国にいる以上、できることは2つしかない。

  • 選ぶ
  • 選ばれる

ただし、あなたが26歳に達していない場合は、被選挙権がないため、できることは「選ぶ」のたったひとつになる。

棄権する、無効票をいれる、というのも、あなたの選択だ。有効票を入れるのであれば、候補者の誰かから選ぶことしかできない。これじゃ入れる人がいないからまともな人を出せ!と言うことはできない。民主主義とはそういうものだ。

選ぶしかないのであれば、消去法しかない。つまり、どの選択が自分にとって一番マシか、だ。
そして、それしかないのだ

なお、民主主義の本来的な意味は前述の通りだが、現実としては最多数派が自己の利益を求め少数派を迫害するのが民主主義になっている。これはもはや民主主義というよりも、多数派主義だが、現実はそうなっているのだ。
それを変える方法は色々あるのだが、いずれにせよ目の前にある問題は誰に権力を与えるのかだ。

だから

せめて投票してください!

そしてできるならば、あなたにとって一番マシな選択肢を選んでほしい。

山田太郎さん

推すわけ

  • 党に縛られない活動。野党でありながら個人の信念を実現してきた
  • 言質の鬼。安倍首相、菅官房長官にも上手い質問で言質を取り、法案を修正させてきた
  • ひとりで野党全体よりも活躍してるかもしれない
  • 表現の自由・通信の秘密などを守るために活動。アニメ、マンガなどが違法化される事態を防いだ人
  • 「メールは通信にあたる」と認めさせた人。これがなければケータイ・スマホなどのやりとりは勝手に見て良いものになっていた
  • 国連ブキッキオさんが「女子高生の60%(13%に訂正)は援交している」などと書いた報告書に抗議し、一部撤回させた人
  • 障害者対策・実在児童の養護に力を入れる
  • 数少ない、スギ花粉撲滅の活動をしている議員(現在は国は杉の植樹を推進)
  • ひたすら賛成・反対ではなく個々の法案に鋭くつっこんで修正させて進めるスタイル
  • 若者のこれからを考えている人
  • 少子高齢化、食の安全なんかにも取り組んでいる
  • 元々製造業の社長で、経営者らしい現実的な戦い方のうまさと、経済に対する知識がある

この人がいなかったら

  • 日本の主要産業は売春、とか国際的に認定されていた
  • 警察がいつでも好きなように盗聴し、ケータイのロックも解除できるということになっていた
  • アニメ、マンガ、ゲームなどはほぼ規制対象に。さらに、国家による事前検閲を許すことにもなっていた
  • 国や警察が「秩序を乱さない」と認めたものだけが発言として許され、そのために通信も全て検閲する方向になっていた

ついでに

  • 「これをします」「そのためにこうします」とはっきり書いてある人は稀
  • さらに言えば、党に従う、党に入れてというのではなく、党関係なしとかほとんどいない
  • しかも実際にやってきた
  • そして演説が内容があっておもしろい
  • 今日もニコ生やります!

投票

参議院の全国比例なので、比例(2枚目)の投票用紙に

山田太郎

と書く。

  • 全国比例に地域は関係ない
  • 比例名簿に順位はない
  • 党あたりの議席数は党と公認/推薦候補の得票数で決まる
  • 党の当選順位は候補個人の得票数で決まる
  • 新党改革推薦だけれど、「改革」と書いても山田さんの票にはならない
  • 推薦なので、新党改革の議員ではない
  • 山田さんは現在、当落ラインぎりぎり!!!!!

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