今も変わらずみずきがすべてだから

言っても誰かに届くわけでもなく、誰が聞くわけでもなく、望まれていないから言うことは随分少なくなったけれど、 私は変わらずみずきを愛している。

そして、相変わらずみずきの亡霊と暮らしている。

どうしても、みずきといるかのように、あるいはいつでもみずきが戻ってこられるように暮らすことをやめられない。 やめたいとも思わない。

二人分の生活環境をおおよそ維持している。 いつでもみずきが戻ってきてくれればまたふたりの暮らしがはじめられるように。

食料は二人分買ってしまいがちだし、なにか買うときはふたつセットにしましまうことが多い。 みずきに似合う服を探してしまうのもそうだし、みずきが好きな香薫ウィンナーを切らさないようにしているのもそうだ。

みずきのいない世界に意味を見いだせない。 積極的に拒否などしなくたって、くだらなくて、失望するものばかりで、 ただ、みずきさえいれば、と思い続けている。

私がしたことの結果だし、もう叶いはしないのだろうけど、 私は祈り続けるほかできない。

About haruka

主宰。
音楽家であり計算機使いであり、ライダーであり声優でもある。

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