痴漢疑いの男性が線路を逃走、電車の停止・運休が発生

10月27日午前8時ごろ、宇都宮線の尾久~赤羽間の線路に人が立ち入り、京浜東北線、宇都宮線、湘南新宿ラインが一時運転見合わせとなりました。現在は運転を再開しているものの影響で上下線ともに運転に遅れが出ている状態。

Twitterでは近くに居合わせたという人の報告も。それによると「痴漢の疑いをかけられた男性が線路に飛び降り、そのまま走って逃げた」とのことです。また車内放送でも「迷惑行為をした人が線路内に逃走中との連絡があり、運転を見合わせています」といったアナウンスがあったもよう。

本当に犯人だったのか、それとも冤罪だったのかは不明ですが、朝の通勤・通学時間帯と重なったこともあり、Twitterでは一時大きな話題になっていました。

一見滑稽で愚かな、そして迷惑な犯罪者、というように見えるが、実際はもっと社会的な闇を感じる。

これが痴漢犯人であったと仮定した場合、表面的な話から受ける印象とおよそ変わらないので、それについてはあまり想像力がいらないので述べない。

だが、これが冤罪だとするとかり根深い。まず、女子高生?が、被害を捏造したとしたらそれはもうその時点で闇が深いし、冤罪だとしたら周りもまっとうな検証を経ずに犯人だと決め付けたことになる。私の痴漢対応がやや回りくどいのは、こうした点に十分配慮した結果だが、決め付けることなくその場でちゃんと確証を持って行動する、というのはなかなか難しい。みんながすぐ出せるようにカメラを持ち歩いているわけでもないし。もちろん、多くの人はカメラ機能つきケータイを持っているはずだが。

そして、もうその時点で犯人として扱われ有罪となることが決まっている国で、しかもそれによって仕事や家庭を失うケースがほとんどであり、その後様々な迫害を受け不利益によって人生を構築できなくなるのが見えているのだから、いきなりそうしてとばっちりで人生が詰むのは誰だって嫌だし、それで死にたくもなるし、逃げたくもなるだろう。そんな半狂乱の状態に追い詰められた人が、既に「イカれた犯罪者」として扱われ指弾されているのだ。

また、電車のアナウンスで「迷惑行為をした人」と断定していることにも注目したい。

これらの問題は、その人物が犯人であったのであれば問題ないというのではない。そもそも不明であるところに対してそのような断定をすることが問題なのだし、「犯人」というレッテルひとつで人として取り扱わなくていいという意識こそが問題だと言っているのだ。

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音楽家であり計算機使いであり、ライダーであり声優でもある。

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