プラン・ジャパンのPRに対する著しい違和感

最近、Amazonのチラシでプラン・ジャパンのPRを非常によく見る。 よほどお金が有り余っているのだなぁ、と思うが、そのPRは論理的に矛盾しており、恣意的で非常に悪質なものに私には見える。

プラン・ジャパンの活動趣旨は「発展途上国の子供たちのために寄付を」である。 だが、最近の(今私が問題にしている)ものは、それに加えて追加された「発展途上国の女の子に教育を」のほうだ。

この時点で既に、その差別的な意識に吐き気がするが、内容はかなりひどい。

キャッチフレーズは、

13歳で結婚

14歳で出産

恋は、まだ知らない

である。

結婚とは恋愛の後にあるべきだ、というのは、それはもうただの価値観である。善いことという前提はない。 まして、若年での結婚・出産が悪である、などというのはかなり限定的な価値観であり、広く共有されるものですらない。

だが、それをキャッチフレーズにするのだ。なぜならば、そのほうがウケるからだ。

歌の場合、恋愛を題材にしないものは、実に売れない。 販売力は1/10にも満たない。

本などの場合は、恋愛、動物、家族に関するものはウケる。 それに属さないものは、本当に売れない。

そして、このキャッチフレーズは女性の教育という趣旨とは全く関係がない。 別に高等教育を受けていたとしても、若年で結婚する場合はあるだろう。

だが、全く関係のないものを、感情に訴えかけて「かわいそう」と思わせることで 寄付につなげよう、というやり方は恣意的で汚いし、非常に悪質だ。

もっともひどいのはその部分だが、内容にもツッコミどころは多い。

「女の子だから」過酷な生活を強いられる女性たち。

とあるが、その例として

すべての家事は私にまかされています。兄や弟は、私の作ったものを食べて、外に遊びに行くだけです。

というのは女性が家事をするというあり方があってはならないということか。 完全に恣意的に自分の価値観へと誘導し、それを絶対善として強制している。

関係のないことで同情をひいて金を出せという上に、さらに関係のない特定の価値観を正当化して誘導し、その他の価値観を排除する。 非常に暴力的だ。

短絡的にその主張をまとめれば、(私のように)女性に家に入って欲しいという人を排除するために金を出せということになる。 途上国じゃないから、という話ではない。思想の普及によって既成事実を作り、勢力を拡大することで正当化し、当該信念を持つ人を迫害しようというわけなのだから。

さらにつっこむなら、プラン・ジャパンは寄付額は任意でなく強制、しかも毎月払い続けろという方式だ。 潤沢な資金も納得できる方式。クリーンさを全く感じない。極めて不快だ。

About haruka

主宰。
音楽家であり計算機使いであり、ライダーであり声優でもある。

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